【海外インターンシップ体験談】退職、そして海外インターンへの挑戦「日本で培った力を海外で試したい」

退職、そして海外インターンへの挑戦「日本で培った力を海外で試したい」

  • 氏名:渡辺 浩利さん(男性)
  • 職業:社会人
  • 渡航国:ロサンゼルス(アメリカ)
  • 期間:18ヶ月
  • 参加プログラム:長期インターンシップ

1. 自己紹介をお願いします。

渡辺浩利、現在36歳です。大学では生物資源科学部を専攻しており、卒業後は日本で営業職に13年ほど従事していました。最初は大手食品メーカーで3年半、主にはルート営業に取り組み、食品調味料の卸業に携わりました。その後は環境コンサルティング企業へ転職し、約10年間営業として勤務しました。ゼネコン、銀行、自治体などをクライアントとし、地産価値調査をはじめ、土壌汚染調査や環境回復業務などに特化し営業活動を展開しました。大学で専攻していた分野とリンクする仕事をしていたので、興味のある分野で仕事ができました。営業を長年経験し、良かったと思うのは、色々な人との出会いが多く様々な情報が得られる点だと思います。

2. 海外インターンシップに参加した動機を教えてください。

小さな頃から、海外留学などを家族から強く勧められていました。また日本の大学を出てから新卒で勤務していた時、「10年後の自分をどのようにイメージするか?」を話し合う場で、「世界中の人と仕事をしたい。」と答え、その目標は常に意識していました。仕事と並行して英語の学校にも通い、自力で英語力も高めていました。10年以上営業の経験を積み、どのような分野・業態でもやっていけるだろうという自信がつき、海外へ行くならこのタイミングと考え、アメリカ長期インターンシップへの参加を決めました。これまで日本で培った力を海外で試したいと思いました。また一方で、自信の経験やスキルを活かすためには、一定の英語力がなければ活用することができないと今回のインターンシップで感じました。今後の自分の長期キャリアを海外で高めていきたいと考えたため、まず、海外での勤務経験が必須と思い、世界のビジネスの中心であるアメリカで、インターンシップに参加しました。

3.研修先企業の業種・職務内容について教えてください。

研修先企業は、和牛を取り扱い全米のレストランやホテルへ販売しているロサンゼルスの日系企業でした。18ヵ月間、主に営業に取り組み、新規開拓活動としてロサンゼルス近辺やラスベガスを開拓、また新たなエリアとして、アリゾナ、テキサス、ニュージャージー、ボストンなどにも出張で足を運び、30店舗ほどの取引先獲得に成功しました。開拓の方法は主にはWalk inという直接店舗に訪れる形を取り、日系や米系の多くのレストランオーナーの方々と会う機会がありました。また、研修先企業のビジネス環境整備にも従事しました。より効果的に社内でコミュニケーションを図れる情報共有システムや、クライアントへのDMの作成などに取り組みました。営業活動において、インターンシップ期間の後半は、各エリアの日本人の方々と積極的に知り合いネットワーキングを意識し始めました。そこから様々な情報を得るスタイルを取り、開拓においては多くの日系・米系クライアントとつながりが持て、確実に結果が出ていきました。同じアメリカで挑戦している日本人同士で協力し合うことは大切と感じました。中でも、一番お世話になったのは日本人のレストランオーナーの方で、最初にお会いして以降ずっとつながっており、様々に業界のことを教えて頂きました。

4.海外での生活で苦労した点、楽しかった点は、週末の過ごし方について教えてください。

まず苦労した点は、アメリカのサービス対応の悪さです。Social Security Number申請時の役所の対応や、FedEXなどの対応のは、やはり日本のサービスとの文化の違いを感じました。アメリカの好きだったところは、人がとても温かく、困った時は本当に助け合いができる「フレンドリーな人たち」という点でした。また週末は、家でゆっくり本を読んだり、英語の勉強をしたり、たまに海に行ったりもしました。ロサンゼルスのビーチは、西に海が向いていて日の入りがとてもキレイでした。特に、ニューポートビーチにあるバルボアアイランドの日の入りがお気に入りでした。また、日本から家族が遊びに来てくれた際にはサンディエゴのラホイヤに遊びに連れていき、ダイビングなどを満喫してくれていました。

5. 今後のキャリアの展開についてお聞かせください。

日本帰国後には、今回のインターンシップ経験を活かして、食品業界で転職をしたいと考えています。海外事業部に入り、日本の優れた食品を世界中に積極的に展開していきたいと思います。日本を拠点にグローバルな展開を実現できるようになる、その基盤となる経験を得るのが今回のインターンシップの一番の目的でした。電子機器業界などはこれまで長い間日本が世界をリードしてきた分野でしたが、食品業界は今後どんどん伸びて拡大してゆく業界だと思います。

6. 海外インターンシップ参加を悩んでいる方に一言!

頑張ってください!考え出してしまうとダメなので「やりたい!」と思ったその時がチャンスです。