シンガポール日系企業 日本でのオンラインインターンシップ体験記

コロナ禍の中、海外インターンシップに参加をしたくても、各国では入国制限などが設けられ、参加が出来ない人達が沢山居ると思います。そんな中、シンガポールにある出版メディア関連の日系企業で、日本に居ながらオンラインでフルタイムでインターンシップに参加をされた大学生がおります。元々今年の4月に渡航予定でしたが、約半年間、オンラインインターンシップをされた体験記をご紹介します。

なぜ海外インターンシップをしようと思ったか

将来海外で働いてみたいという思いがあり、海外と関わる仕事がしたいと思っていました。また、海外でどうやってビジネスを行うのか、実際に体験をし、勉強をしたいと思ったからです。現在はコロナウィルスの影響で、企業様の計らいで4月から日本でオンラインでのインターンシップに参加をしています。

インターンシップの業務内容、日々のスケジュールは?

主にインスタグラム等のSNSの運用やメルマガ作成、今年の6月から始まった教育事業の営業活動をおこなっています。具体的には、オンライン上で日本の帰国子女受け入れ学校(小・中・高)が学校説明会をする場をもうけ、その学校に対して営業活動をしています。主に電話で営業をしてアポイントメントを取り、後日ZOOMにて説明をして受注を頂くか、どうかの営業活動をしています。

私は主に学校側への営業活動をしており、実際に説明会に参加をされる方の募集はFacebookの広告で打ち出したり、シンガポールにある日系の学校に案内をしたり、弊社のHP上に案内を出しています。 実際に現在は60校以上の日本の帰国子女受入れ学校が参加をしてくださり、説明会の参加者は約1500組となっております。

日々のスケジュールは、主に月曜日~金曜日の9時~18時で自宅で勤務をしており、毎週全体のオンラインミーティングに参加をしたり、別途営業のミーティングで情報共有する時間もあります。インターンシップ生は現在日本人6,7名ほど居て、フルタイムでやっている人の他にパートタイムでやっている人も居ます。また、現在は社員の方もオンラインで業務をしている環境です。

インターンシップ中のエピソード① 大変なこと、苦労していること

現在は勤務時間が長くて、大体19時位まで残業している事が殆どで、他の事があまり出来ない状態です。しかし、企業に相談をすれば、パートタイムや考慮してくれる環境ではあります。

インターンシップ中のエピソード② やりがいを感じる瞬間、工夫をしていること

SNSで例えばインスタグラムのフォロワーが増えたときや、毎日SNSの運用の数値管理をしているのですが、その数値が伸びているときや営業で商談が成立した時はとても嬉しく思い、やりがいを感じます!

特に今はオンラインでの業務なので、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)はしっかりするように心掛けています。何かあれば、すぐに社員の方に連絡を取っています。

カルチャーショックに感じたことは

カルチャーショックまでは行きませんが、シンガポールの現地の企業に営業(連絡)をする時は、話したりメールを送る時は長文ではなく、フランクな感じで接した方が仲良くなれるなと思いました。

自分自身の変化はある?

営業のスキルは身に付いた感覚があります。特に最近は学校関係の方と話す事が多く、その時は先生との雑談や学校に関することを話すとより会話が広がると思いました。また、SNSの数値管理をして、計画を立てる事の大切さだったり、数値に基づいて報告する時の話し方や大切さを学びました。この半年間で色々と気づく事があり、自分自身の考え方にも変化が出てきていると実感しています。

オンラインインターンシップの魅力とは?

例えば営業の場合は、現地に渡航した場合だと実際に営業先に訪問したりすると移動時間が掛かりますが、今はオンラインなので1日に3,4校との商談が可能になるので、時間の有効活用が出来ます。また、自宅での業務なので、リラックスした環境で集中して業務が出来るのと、実際に渡航するとなると掛かる渡航費や保険代、滞在費等が掛からないので、費用面では節約できると思います。

どんな人に向いてる?

自分のペースで仕事をやりたい人や計画を立てやすい人に向いていると思います。逆に自分で時間を管理できなかったり、怠けてしまったり、一人だと孤独を感じてしまう寂しがり屋だと向いてないかもしれません。