昨今、海外で働くという経験ができるプログラムや制度が数多く整備されています。その中でもよく聞く名称が「ワーキングホリデー」と「海外インターンシップ」ではないでしょうか。
どちらも海外で働く体験ができる制度ですが、厳密には性質が異なります。この2点の詳しいご説明と上手な活用方法をご紹介します。
ワーキングホリデーは、働くことが許可された長期滞在ビザ
ワーキングホリデーは、協定のある2ヵ国間で利用できる滞在ビザの制度です。本来の目的は、その国の異文化を楽しく体験するために滞在を許可して、滞在費をアルバイトなどの給料で補えるように現地での就労を許可した制度です。
海外で働く環境を体験するために渡航される際に、ビザ手段(渡航と滞在許可書)として良く利用されます。日本人の方は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、フランス、イギリスなど数多くの国でワーキングホリデーを利用することができます。
海外インターンシップは、海外で働く体験ができるプログラム
海外インターンシップは、海外での滞在と企業内での業務を通じ、海外で働く環境を体験するプログラムです。日本では就職活動前の大学生が、1日体験などでインターンシップを体験しますが、海外インターンシップの場合は通常1か月~1年の長期間体験するのが一般的です。
海外の大学生にとって在学中にインターンシップを行うことは、古くから一般的に行われています。その分競争率が高く、長期間の体験となりますので、受入企業側も誰でも受け入れるわけでなく厳しく審査されます。
ワーキングホリデーと海外インターンシップ、どっちがいい?
このように、「ワーキングホリデー」はビザの種類であり、「海外インターンシップ」は体験や研修プログラムのことを指すので、単純に比較することは困難です。
インターンスタイルでは、海外で働く体験をしたいというご希望をお持ちの方には、先進国での海外インターンシップをおすすめしています。
世界経済を束ねているアメリカ・ニューヨークとアジア経済の中心となっているシンガポールでは、ビジネススタイルやビジネスパーソンの意識など、日本との違いを肌で感じることができる最適な環境があります。そのグローバル感覚を日本に持ち帰ることで、ご自身のキャリアだけではなく、日本に新たな価値観や刺激を与える役割も担っていただけるのではないでしょうか。
おすすめ!シンガポールのワーキングホリデー制度で海外インターンシップ
残念ながらアメリカではワーキングホリデー制度がありませんが、シンガポールではワーキングホリデー(ワークホリデー)を利用した海外インターンシップが可能です。
シンガポールのワークホリデー制度の利用条件は、
①年齢18歳以上25歳以下
②文部科学省認可の4年生大学在学中・卒業生
③職歴不問です。
3ヶ月以上のインターンシップでは、ほとんどの場合が有給になるので、多少なりとも渡航費や滞在費の足しにもなります。
東京23区くらいの国土しかない小さな国が、資源もなくどうやってアジア経済の中心となっているのか。日本との違いは何なのか。是非、シンガポールでワークホリデーを利用した海外インターンシップを体験してみてください。