[アメリカ短期インターンシップ体験談]NYの米国進出支援サービスで営業企画アシスタント

Happy holidays!

皆さん、こんにちは。

ニューヨークはクリスマス一色となり、5番街の各デパートやMacy’sで毎年開催するHoliday Window Displaysも始まりました!

2020年は新型コロナウイルスに立ち向かった医療従事者や感染防止にご協力いただいた人々全員に感謝の気持ちを込めて、Thank youメッセージをコンセプトにしているディスプレイが目立ちました。今年のシンボルとも言えるマスクをしたフィギュアや、今は閉鎖しているBroadwayが再びニューヨークの街に戻ってきて欲しい!という来年に向けての展望を表現しているようなニューヨークの街のディスプレイが今年は多いようです。

短期インターンシップ体験談

【名前】S.Iさん(社会人、女性)

【企業】日系コンサルティング会社

【期間】8週間

【利用したプラン】アメリカ短期無給インターンシップ

【インターンシップ求人】https://www.intern-style.com/kyujinlist/1231-kaigai-kyujin/

今回は、日本の文化・商品を広めるイベント、クラス等の営業企画・マーケティングを行っている米国進出支援サービスでの短期インターンシップの体験談となります。(2020年1月~3月に参加)

S.Iさんは大学時代にアメリカへの交換留学を経験して以来、海外で働いてみたい、将来は海外と関わる仕事がしたいとの希望で、日本では貿易会社で就職をされておりましたが、実際にはメールのやり取りがメインだったり、思ったより英語が使えない毎日に、もっと英語を使いたい!自分がダイレクトに海外の方と関わって働きたい!と思うようになり、大学時代からの目標であった海外で働くといった経験を実現する為に、アメリカ・ニューヨークでのインターンシップにご参加いただきました。

短期インターンシップに参加した目的

  • キャリアアップのため
  • 一度海外で働く経験をしたかったから

前職では酒類の輸入実務をメインとしたバックオフィス業務や通訳業務を担当しておりましたが、ステップアップしたいと思い、また一度海外で働く経験をしてみたいなと考えていたので短期インターンシップへの参加を決めました。

インターンシップで行った業務

「百年煤竹箸」のマーケティングリサーチ(テストマーケティング)兼営業活動

地元 島根県で作られている百年煤竹箸が将来海外進出する際に必要な項目のリサーチ兼営業活動。(サンプルとして現物を何膳かニューヨークへ送っていただきました。)

実際に活動で用いた百年煤竹箸

具体的に行った活動内容

  • ポテンシャルカスタマーのリサーチ→(例)マンハッタンにある高級志向の日本食レストラン、キッチン用品店、日本やアジアの工芸品などを販売しているショップ、美術館等
  • リサーチしたレストランやショップへテストマーケティング協力依頼
  • 日本食レストランでは実際に百年煤竹箸を一週間程度使用していただき、使い心地や改善点のフィードバックを頂く
  • 美術館、キッチン用品店や日本の陶器を販売しているショップなどからは、見た目の美しさ、お箸の形、海外(アメリカ、ニューヨーク)で販売していくにはどのようなポイントを売り出していけばよいかという点でフィードバックを頂く。
  • 帰国後に頂いたフィードバックをもとに提案資料を作成し、職人の方へ活動報告と今後の提案

メインはこの百年煤竹箸のマーケティングリサーチでしたが、1月に行われたVogue knitting Eventでは日本人あみぐるみ作家(あみぐるみ:編み物の技法を使用して毛糸などで作った人形。ぬいぐるみの一種)の方の通訳としてイベントに参加しました。また、他のインターン仲間のイベントのお手伝いもしました。

NYでの生活

私はクイーンズ区のジャクソンハイツという所に滞在していました。地下鉄1本でマンハッタンに行くことができたので、インターン先の店舗に行く際もとても便利でした。また家の近くには沢山のスーパーマーケットがあったので自炊をするのにも全く困らなかったです。インターン先の企業は、週に2回のミーティング以外のスケジュールは自分で決めることができたので、NYの有名なスポットにも行くことができました。短期間の滞在でしたが、language exchange やヨガのクラスに参加したりと、充実した2か月半を過ごすことができました。インターン仲間の友人とボストンまで1泊2日の旅行もしました。また、大学時代の友人たちもニューヨークまで遊びに来てくれました!

※ニューヨークからボストンまでは飛行機でも行けますが、バスで約4時間半、電車(Amtrak:アムトラック)でも約3時間半で行けちゃいます!

インターンシップを振り返って

実は、百年煤竹箸のマーケティングリサーチをすると決めるまでに時間が掛かってしまいました。地元島根県に関わることがしたく、仁多米やその他色々と選択肢があり、それら全てをやろうとしてしまい、結局全てが中途半端になってしまい、、という状況でした。そんな中、インターン先の上司から、煤竹箸の存在を教えて頂き、またそれが出身地である奥出雲町で作られていたこともあって百年煤竹箸の活動に絞りました。

活動はアポイントが取れる事は稀だったので、基本的にはリサーチ後、アポなし訪問をする事が多かったです。最初は緊張して怖かったですが、回数をこなしていくうちに煤竹箸の魅力を伝える事が出来たと思います。これはビギナーズラックですが、あるお寿司屋さんに訪問した際に、日本人シェフが煤竹箸を購入していださりとても嬉しかったです。

私は社会人経験を経てのインターン参加でしたが、この活動を通して、自分の弱点や今後やりたい事を再認識することができた2か月半でした。帰国後は、このインターンシップの活動から、日本の製品を海外に広めていきたいと思い、就職活動をし、今後はメーカーの海外営業としてアメリカ市場を担当する予定です。2か月半という短い期間ではありましたが、様々な経験をする事ができました。時には上手くいかず悩んだこともありましたが、それらを含めて有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。インターン参加の目的であったキャリアアップも実現できたので、この短期インターンシップに参加して本当に良かったと思います。

現地ニューヨークスタッフより

今、就職活動に悩んでいる学生さん、また、会社でご自身の本当にやりたい事が見つからない社会人の方々も、この体験談を読んで、インターンシップをしてみたい!新しい事にチャレンジしてみたい!と思った人もいるのではないでしょうか。自分にできるかな、、と不安に思うかもしれませんが、S.Iさんのように思い切って飛び込んでみたら、何か次の目標が見えてくるかもしれません。

S.Iさんはニューヨーク現地オフィスにもいらっしゃって、最終的には将来、ニューヨークで働きたいとのご相談をいただいたので、その為のプロセスとして帰国後の就職のアドバイスをさせていただきました。今回の短期インターンシップの経験を活かして、ご自身のやりたい業界で就職が無事決まったと報告をいただいた時は本当に嬉しくて、私自身もS.Iさんに勇気と元気をいただきました。

更にスキルアップをして、グローバルに活躍できるプロフェッショナルとして、いつかまたニューヨークでお会いできる日を心待ちにしております。